ついに2019年10月から消費税が10%に上がります。 必要な買い物で「高額な物」や「まとめ買いが可能なもの」は9月までの8%のうちに購入することも検討したいですね。
10%に上がる前に買うべきものを考えるにあたって、増税のタイミングに合わせて行われる2つの施策を整理したいと思います。(消費の落ち込みが懸念されるための対策)
- 軽減税率 (食費など条件を満たせば8%のまま) 以前のコチラの記事を参照
- キャッシュレス決済でのポイント還元(5%または2%) クレジットカード、電子マネー、QRコード決済といった現金を使わない決済では次の優遇を受けることが出来ます。ただし、2019年10月から9ヶ月間(2020年6月まで)の期間限定です。ただし、以下の表の様に、購入する店舗によって変わります。
ポイント還元率 |
対象店舗 |
5% |
中小規模や個人が経営する飲食店、小売店、宿泊施設など |
2% |
コンビニ、外食、ガソリンスタンドなどのチェーン店 |
還元なし |
大企業、大手スーパー、百貨店、病院など |
例えば、税抜き4,800円の缶ビール1ケース(24缶)の場合を考えてみましょう。
2019年9月まで: 4,800円 x 1.08 = 5,184円
2019年10月以降
個人経営の酒屋さん: 4,800円 x 1.10 = 5,280円 + 5%(240円)ポイント還元 = 実質5,040円
大手ドラッグストア: 4,800円 x 1.10 = 5,280円 + 2%(96円)ポイント還元 = 実質5,1840円
デパート : 4,800円 x 1.10 = 5,280円 + ポイント還元なし = 5,280円
まとめ
- 上記ビールの例では、個人経営の酒屋さんで5%のポイント還元を受けるのが一番お得となります。しかし、実際個人経営の酒屋さんよりも大手ドラッグストアの方が安く買えるケースが多いため2%還元が現実的かもしれません。そうすると増税前の8%と変わらないので、増税前にまとめ買いするメリットはあまり感じられません。
- 施策はとにかくややこしいのですが、活用出来るものはうまく活かすとともに、今回の増税のタイミングを機会に家計の見直しをしてみると良いかと思います。もし無駄な支出があれば削り、増税に負けない強い家計を目指しましょう^^